20代糖尿病患者のつぶやき -糖尿病新時代「TONYO 2020」-

20代で糖尿病発症。糖尿病への向き合い方も新時代へ。「TONYO 2020」闘病に”楽しい”という概念を。

ブログ開設の経緯と今後の方針。

 

初めまして、まるほ(Maruho)と申します。

 

 

このブログは、糖尿病を発症した20代の私が、闘病生活の記録や糖尿病に関する知識、そして日常で感じたふとしたことなどを綴っていくブログです。

 

 

現在闘病中の糖尿病患者さんにも、まだ糖尿病にはなっていないけれど糖尿病について知りたいという人々にも見ていただきたいです。

 

 

 

なぜこのブログを開設したの?

私まるほは、現在24歳です。4年ほど前に病院で糖尿病と診断されました。

 

最初は、「糖尿病って中年の酒ばかり飲んでいる太ってる人がなる病気じゃないの?」と、まったく現実味がありませんでした。

 

しかも、糖尿病と診断されてからも、しばらくは飲み薬だけの治療であったため、特に何も意識せずに生活していました。

 

しかし、2019年の暮れあたりから、少しずつHbA1cヘモグロビンA1c:近々1.2か月の血糖値平均を表すパラメータ)が少しずつ悪くなってきたのです。

 

主治医の先生からは、「糖質を制限しなさい。白米もあまり多くは食べてはいけない。」といわれました。

 

20代食べ盛り大学生には、そんなこととても無理でした。しかも私は、ちょうどその時筋トレで体を大きくしたいと考えていて、そのためにはむしろ大量のカロリーを摂取しなければならないとすら考えていました。

 

そんな生活を続けてしまったわけですから、体はどんどん悪い方向に向かっていくばかり…

 

そしてついに今年の6月、インスリン注射治療が始まってしまいました。

 

はっきり言って、絶望しました。

 

「注射を自分で打つなんて、どれほど体は悪くなっているのだろうか。」

 

「これを一生やっていかなければならないのか。」

 

注射で治療していくということに、大きなショックを受けました。くだらないかもしれませんが、死ぬという選択肢まで脳裏に浮かびました。それほど、この宣告は自分にとって大きなショックを与えたのです。

 

この診断が出た後、そのまま入院となりました。

 

しかしここで入院したことにより、自分の中の心境が大きく変化したのです。

 

今後詳しく書いていく予定ですが、入院中、私は糖尿病との向き合い方や病気のメカニズムを学びました。

 

元々大学で生物学を専攻していたため、途中から学ぶことが楽しくなったと同時に、自分の意識次第でよい状態を保てるのだということを知り、未来への希望が持てました。

 

そこで、私のように若くして糖尿病になった方や、自分が糖尿病であることに絶望を感じている方々に、少しでも勇気を与えられればと考え、このブログを開設することにしました。

 

病気という状況をよろこぶ人はいません。糖尿病というのは、一生付き合っていかなければならない病気です。

 

ですが、自分のそのような状況を受け入れ、糖尿病についてしっかりと学び、理解していくことで、健康な人々とほとんど同じような生活を送ることができますし、何より体の仕組みについての理解が深まり、より自分の体を大切にすることができるようになると思います。

 

もしこのブログを見てくださった方がいれば、ぜひコメントをください。

 

現在闘病中の方、そして糖尿病に興味のある方、何でもいいです。治療に関すること、糖尿病のイメージなど、何か思ったことがあれば何でも書いてほしいです。

 

 

 

このブログの今後の方針

このブログを今後どのように進めていこうかということは、実はまだあまりはっきりとしていません。

 

しかし、ある程度は考えてあります。

 

  • 糖尿病に関する基礎的な知識
  • 日常での様々なシチュエーションでの対処方法
  • 私の病状経過と日常生活(闘病に関すること)

等を綴っていきたいと思っています。

 

現在では、糖尿病関連のwebサイトはたくさんあり、有益な情報を発信しているところもたくさんあります。

 

ですので、学術的な話はもちろん入れたいと考えていますが、なるべく等身大の、自分自身の糖尿病に対する”気持ち”というものを大切にして書いていきたいと思います。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

「TONYO 2020」について

このブログ開設の経緯などを書いてきましたが、私はこの糖尿病に「頑張って向き合っていこう」という意識ではありません。

 

普通、闘病というと

「辛い」

「苦しい」

「でも頑張らなくてはいけない」

という、ネガティブな思考からのスタートだと思います。

 

しかし、自分の病気というものは、人生を考え直したり自分自身と向き合うきっかけになることもあります。

 

食事や体のことについてしっかりと学び、健康への意識が向くようになると、むしろそのまま老後を迎えるよりも健康的な体を維持し続けることができるかもしれないのです。

 

そう思うと、一概にすべてマイナスにとらえる必要はないでしょう。

 

時代は変わり、今では大きなネットワークに様々なコミュニティができました。

 

これからは、より様々な情報が共有され、同じの人が支えあい、励ましあうことができるようになります。(現にもうそうなっていますが)

 

しかも、昨今のコロナ騒動で、リモートという概念がより身近になりました。ビデオ通話のハードルが社会的にも低くなったことで、これらのコミュニティはどんどん大きくなるでしょう。

 

これを「TONYO 2020」という、糖尿病への向き合い方の新時代の幕開けとして掲げたいのです。

 

今後、この言葉の詳細を書いた記事を作りたいと思っています。

 

もう、辛く苦しい糖尿病生活とはお別れです。

 

 

 

では、ごきげんよう

 

まるほ